ゲーム批評「RODEA THE SKY SOLDIER~3DS体験版~」

カドカワとプロペが共同開発して誕生したアクションゲーム。

一言で言うと「支離滅裂」です。

プロモーションを眺めるとRPG要素が濃いように見えるのですが、これは王道路線のアクションです。

3ステージ分を梱包したDL体験版で三日ほど遊べました。
そこを考えるとオイシイ体験版ですね。

最初は一本道で、広大なフィールドに「けだるさ」を感じましたが、ゲームも中盤にさしかかると遊び方を理解しだして、なかなか爽快にテンポ良く遊ぶことができます。

僕はもともと、マップの隅から隅まで順を追って探索しないと気がすまないタチなんで、ゲームのスタート時点でちょっとつまずいたんでしょうね。探索系ゲームプレーをするヒトには序盤は頭の切り替えがツライかも。
マップの隅から隅まで探索してもなにもないので、やがてあきらめますが。

で、最後の方になると広大な探索系なマップも登場するのですが、やはり探索する楽しみはなく、サクサクっと目的を達成して進めたほうが気持ちがいいです。

と、いうのも、各ステージでクリアタイムや評価がつくので「アクション”RPG”」と考えて触れると違和感があります。
僕みたいな古い人間だと「アクションRPG」と聞くと聖剣伝説2や天地創造などの王道物をイメージしてしまいますが、ああ言った空気感はありません。
もっとロックでギャンギャンしています。

空を飛ぶ→ブーストアタック→繋ぎで歩く→空飛ぶ電池がたまったらさっさと飛ぶ、というような「爽快感重視」の遊び方に切り替えると、スコアアタックなサクサク系でおもしろいです。

と、ポジティブな意見もありますが、ストレートな感想を言うと
「肩コリます」
3DSの小さい画面でボタンを全部駆使してハイスピードのアクションをプレーして楽しむには一種の「職人技的」な技巧派プレーをする必要があったりして、外ヅラは万人向け~みたいな顔してますが全然そんなん違うよシャチョーサン!
ガチなアクションゲームなのに画面が小さい!
「モンハンだってあるじゃん」
↑3DSなのに持ち歩く理由がないだろこのゲーム!
黙ってWiiU版だけ出してほしかったですね。
その分のコストを中身に還元してほしかった。

迷作系の凡作かなぁ~って評価がおいらの感想です。
中古で1000円なら買うぜ。

■以下論考■
飛行船が出てきたり、空を飛んで銃をうったり、歯車いっぱいであったりするので、過去のそういったスチームパンク系名作(迷作)とだぶって見えて、その路線なのかな? と盛り上がると「ぜんぜん」違う。
ふたを開ければソニックtheヘッジホッグの流れを汲む爽快系アクションでした。
開発した「プロペ」がセガ系の資金を受けて立ち上がった会社であったり、ソニックシリーズの「中裕司」さんが関わっているので、コテコテのSEGAアクションになったのも納得。

■プロモーションやデザインの改善点■
プロモーションを見た第一印象としては
ロックマンダッシュ(PS)
バンピートロット(PS2)
テイルコンチェルント(PS)
ソラトロボ(3DS)
系にあるのんびりと時間が過ぎてゆくアクションRPGに見えました。
デザインの前面に飛行船が出てくるので「のんびり」な空気を感じてしまったのだろうなぁと思ったけど、そんなに飛行船押しか?
あれ?
ムービーとかよく見てると「爽快アクションです!」と言い張ってるじゃないか!?
俺はいったいどこでのんびり系と間違えたんだ?
多分強い印象に残った物に下記があるため
・飛行船&プロペラ機
・ワンダと巨像
・19世紀っぽい町並み
・ガルガンティアっぽい錆び錆びな雰囲気
こういった映像の中の要素が、映像のスピード感とは別に意識にインプットされたので「のんびり系」が印象ついてしまったのでしょう。
ただ、あくまでも僕個人な反応なんで細かく言うのもアレかなぁって思います。
一般の話に落としこめるなら「スチームパンク系は19世紀的に時間がゆっくりと流れている」印象がある。
でしょうか。
逆に言うと、現代の早い時間感覚から離れたいヒト向けかなって思いますね。
ガルガンティアはそう言う意味で時間の流れ方を上手く切り替えてプレゼンできていたと思います。

キャラクターはのんびりとしているのですが、ゲームプレーがセカセカしているのでそこに違和感があり、イラっとする事さえあります。

こういった失敗は過去作にも見て取れて。
スカイガンナー(PS2)
があります。
スチームパンクでのんびり系の世界観なんですが、中身はガチガチのゲーセン系シューティングゲームです。
ゲーム性と世界観が乖離しているのでイマイチな印象がありますね。
世界観とゲーム性を別で見た場合それぞれの完成度が高いので、今ではプレミアがついています。

■思う事■
世界観はゲーム体験のための道具でしかないので、そこの設定を誤るとお客さんに妙な印象を受けられて、迷作あつかいされてしまうのでしょうね。

今回の製品では、世界観はのんびり系、ゲームプレイはセカセカ系と相反する要素がある、ダブルスタンダードな状態です。
この雰囲気はもしかしたら後半にいくにつれ消えていくかもしれませんが、体験版を遊んだ限りでは支離滅裂な印象を受けてしまいます。

いじょうでーす

Post a comment

You may use the following HTML:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>